カリキュラムの特色

中高等部の構想

ぐんま国際アカデミーでは、12年一貫の教育を通して、日々変化を遂げる国際社会の中でリーダーとして必要な能力と知識を備えた国際人の育成を目指しています。

中等部では初等部で培った学力をベースに、高等教育のしっかりした基礎作りを行います。初等部で多くの具体的活動、経験をしているので、抽象的、学問的な学習内容も英語でスムーズに身につきます。

高等部では、生徒一人一人の興味、関心、適性に基づき、自己の可能性を発揮できる分野を見出し、学習を深めていきます。自分の将来の希望に合わせて、国内大学進学コース、海外大学進学コースで高度な内容を学習します。

バイリンガル、マルチカルチャーからなる環境の中で、英語を媒介として物事を客観的に捉え、思考し、判断する力を養い、人種、国籍、世界観の違いにとらわれない真の国際人への成長の手助けをします。

中等部・高等部 6年間の構想図

中等部・高等部 授業と進路

中等部の授業

基本的に国語以外は英語で授業を行います。数学、理科、社会は、授業の半分が英語で行われ、英語による授業の割合は、70%程度です。

国語、社会、数学、理科、英語は、標準授業時数に1時間程度上乗せし、高等部での学習のしっかりした基盤づくりをします。さらに、総合的な学習の時間を充実させ、調査、まとめ、発表、ディベート等の活動を通してクリティカル・シンキング[論理的・分析的な思考能力(批判的思考)]、表現力、コミュニケーション力等を高めていきます。

高等部の授業

【国内進学コース】高等部の授業

センター試験で必要とされる学力は国立大学の場合は英数国理社であり、理系は理科2科目、文系は社会2科目が要求されます。センター試験は出題のフォーマットが決まっているので、高得点を取るためには、そのフォーマットを視野に入れた「努力対効果」を追求した授業が必要となります。そのため「努力対効果」の効率を考え、日本語で授業を行っています。

英語については、センター試験の中での配点が相対的に高いので、英語力はセンター試験全体の点数を上げるのに大いに役立ちます。私立大学の場合には、受験科目が少ない上に英語の配点が多いので、英語力は大きな力となります。GKAの授業の中で大学受験に直結する英語以外の主要科目は日本語で授業を行い、その他の科目及び日常生活、ホームルームはイマージョンとしており、英語の授業には特段の力を割いています。

 

【国内進学コース】大学

  1. 職業に直結する大学学部(医者、法曹関係など)
  2. 国立大学
  3. 高い英語力で入学できる大学

【IBコース】高等部の授業

本校は国際バカロレアのディプロマプログラムを平成24年度から実施しており、国語以外は全て英語で授業を行います。世界中の高校生と同じ内容を英語で学習します。

また海外の大学進学に関して知識が豊富で、生徒をサポートできるガイダンスカウンセラー(進学指導員)を配置し、生徒のニーズにきめ細かく対応します。

【IBコース】大学

生徒の卒業後の進路は国内外と多岐に渡っていますが、多くの生徒はIBコースで培った英語力や思考力を活かして、AO推薦入試を利用して国内の大学に進学しており、海外大学進学の生徒は概ね学年の1割程度です。海外にはレベル・種類を含め様々な大学があり、幅広い学力や希望分野を持つ生徒の受け皿となっていますが、GKAの生徒に関しては学力的に高レベルの大学や専門性の高い大学を狙えるだけの学力・英語力を在学中につけたいと考えています。

選択肢として、大きく分けて以下4種類の大学教育機関があります(アメリカの場合)。

  1. 私立大学(トップレベルの大学は高い割合で私立大学)
  2. 州立大学(レベルはまちまちだが、ある程度の基準は保たれています)
  3. 市立大学
  4. 2年制短期大学(4年制大学に編入も可)

経営方針

ぐんま国際アカデミー 中高等部校長

教育課程(中等部)平成30年度~

 

教科等 年間授業時間(週) 総授業時
間数
言語区分
7年 8年 9年
140
(4.0)
140
(4.0)
420 日本語
社会 140
(4.0)
140
(4.0)
140
(4.0)
420 日本語・
英語
数学 158
(4.5)
158
(4.5)
158
(4.5)
473 英語一部日本語
理科 140
(4.0)
140
(4.0)
140
(4.0)
420 英語一部日本語
音楽 70
(2.0)
70
(2.0)
70
(2.0)
210 英語
美術 53
(1.5)
53
(1.5)
53
(1.5)
158 英語
保健体育 105
(3.0)
105
(3.0)
105
(3.0)
315 英語
技術・家庭 70
(2.0)
70
(2.0)
70
(2.0)
210 日本語
一部英語
英語 140
(4.0)
140
(4.0)
140
(4.0)
420 英語
道徳 35
(1.0)
35
(1.0)
35
(1.0)
105 日本語
特別活動
(学活)
35
(1.0)
35
(1.0)
35
(1.0)
105 英語
総合 70
(2.0)
70
(2.0)
70
(2.0)
192 英語
合計 1,155
(33)
1,155
(33)
1,155
(33)
3,465
(99)
 
  • 社会科、数学および理科の指導言語は日本語50%英語50%です。
  • 総合的な学習の時間2時間のうち、1時間はEnglish Literacy、もう1時間はATL(学習の方法)として学習しています。

高等部 教育課程

高等部教育課程は、PDFに詳細を記載しています。
お手数ですが、PDFファイルをご覧ください。
PDFがご覧になれない場合は、Adobe Reader をご利用ください。

高等部カリキュラム(国内進学コース) 高等部カリキュラム(IBコース)

IBディプロマ・プログラム

2011年10月20日、ぐんま国際アカデミーはIBワールドスクールに正式に認定され2012年4月にIBディプロマ・プログラムを開始しました。2016年には5年目の評価訪問を無事に終了しました。生徒の異文化理解とクリティカルシンキングの育成に重点を置いたディプロマ・プログラムは、幅広い分野を学習する2年間のコースです。日本全国の大学のAO入試対策や海外の大学の入試へ対応しています。

GKAのIBプログラムでは以下に重点を置いています:

  • 問題解決能力に重点を置き、自分自身の意見を発展させることによりクリティカルシンキングを養う
  • 生徒自らが選択した調査・研究を進めていくことで自主管理能力を養う
  • 学習内容を自ら選ぶことで探求心を養う
  • 創造性・活動・奉仕のプログラムの中で複数の教科や部活動を経験し、幅広い視野を持つ生徒を育てる
  • 英語・日本語ともに様々な方法で課題を作成、発表することでコミュニケーション能力を培う

IBディプロマ・プログラムを受ける生徒はそのうちの3教科を上級レベルから、残りの3教科を標準レベルから選択します。本校では人文、科学どちらかのコースを選びます。コースは以下の通りです。

レベル 人文 科学 レベル
上級レベル グループ1 – 国語A(文学)/ 国語B グループ4 – 生物 / 物理 上級レベル
グループ2 – 英語B / 英語A(言語と文学)

グループ4 – 科学

グループ3 – 歴史/地理 グループ5 – 数学
標準レベル グループ4 – 生物 / 物理 グループ1 – 国語A(言語と文学) 標準レベル
グループ5 – 数学 / 数学的思考 グループ3 – 歴史/地理
グループ6 – 音楽 / 視覚芸術 グループ2 – 英語A / 英語B

上記教科の他に以下3つの中核カリキュラムを履修します。

  • 知識の理論(TOK) – 知識の複雑性に関する学習
  • 課題論文(EE) – 生徒自ら選択した課題を独自に研究し4000語程度の論文を作成
  • 創造性・活動・奉仕(CAS) – 様々な課外活動を通して、創造性や積極性また他者の為に働ける人間性を養う

IB ディプロマのスコア:

  • 各教科学内及び外部試験官による1-7段階の評価
  • フルディプロマを取得するためには45点中最低24点取得することが求められ、標準レベルの教科は最低9点、上級レベルの教科では最低12点取得している必要がある。

IBサイトへのリンク

IBに関する質問とその回答

質問項目は次の通りです。回答はお手数ですがPDFをご覧ください。

  • IB Diploma Programmeとは?
  • GKAにおいて提供されるIBプログラムとは?
  • Extended Essayとは何ですか?
  • Theory of Knowledgeとは何ですか?
  • CASとは?
  • CAS活動の成果とはどの様なものですか?
  • どの様にIBディプロマ プログラムの生徒は評価されますか?
  • IBディプロマ プログラムへ進むべき理由は何でしょうか?
  • IBディプロマ プログラムはどこで認知されていますか?
  • 国内大学のIBディプロマの認知度は?
  • IBにおいて締め切りや期日は、厳格ですか?
  • いつ生徒や進学先の大学は、成績及びIB DPの結果を知ることができますか?
  • わたしの息子/娘が大学に入学できますか?
  • どのようにして先生からの推薦状を得られますか?
  • 生徒は選択教科のレベルを上級から標準レベルへ、或いはその逆に変更することはできますか?
  • 11年生と12年生の夏休みはどうなりますか?
  • グループ4科目の多項選択式の回答用紙に間違った答えを記入してしまった場合にペナルティがありますか?間違いは未解答の空欄と同じ点数となりますか?
  • 生徒は時折実際の作業をグループで行う場合があります。グループ内の生徒が同じ作品をつくることは許容されますか?あるいは明らかに異なる作品を提出する必要がありますか?

IBに関する質問とその回答

TOEIC、TOEFL

TOEFLの紹介:About TOEFL

TOEFL(Test Of English as a Foreign Language)テストは世界中で受験されている、英語運用能力テストです。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのほぼ全ての大学をはじめとした、130か国9,000以上の機関が、TOEFLテストスコアを英語能力の証明、入学や推薦入学、奨学金、卒業の基準として利用しています。

TOEFL ITP:Institutional Test Program

団体特別受験制度です。公式認定証は発行されませんが、スコアは推薦入試・AO入試で使用できる場合があります。公開会場テストと高い相関があります。677点満点

TOEFL ibt:Internet-based Test

決められたテスト会場でのみ受験できる公式なテストです。一人1台のコンピュータが割り当てられ、マイクを通してスピーキングの測定も行われます。120点満点

GKAでTOEFL ITPを受験する理由:Why sit TOEFL ITP at GKA?

英語を母語としない人々向けに、大学での授業、キャンパスや教室でのコミュニケーションに必要な技能を測定するもので、海外の大学や国内の英語で授業が行われる大学を目指す生徒の多いGKAの生徒にとって、ふさわしいテストと考えられます。

TOEICとの違い:How does it differ from TOEIC?

TOEIC(Test Of English for International Communication)は、身近な内容からビジネスまで幅広くどれだけ英語でコミュニケーションできるかを測定するテストです。大学でのコミュニケーションを想定しているものではありません。990点満点

年度別 GKA中高等部 TOEFL ITP 受講データ

まだデータはありません。

TOEIC テストスコア結果と分析

2011年まではTOEICを受講
2011年11月12日(土)実施

年度学年別平均点

学年 受験者数
(LR)
平均点 受験者数
(SW)
平均点
Listening Reading Total Speaking Writing
7年生 97 346.4 188.4 534.8 0
8年生 28 348.4 204.1 552.5 0
9年生 20 346.8 225.3 572.0 19 92.6 127.9
10年生 19 374.5 228.7 603.2 19 122.1 137.4
全体 164 350.1 200.2 550.3 38 107.4 132.6

2010 年度学年別平均点

学年 受験者数
(LR)
平均点 受験者数
(SW)
平均点
Listening Reading Total Speaking Writing
7年生 33 292.7 159.7 452.4 0
8年生 22 294.8 179.5 474.3 0
9年生 34 363.7 218.1 581.8 33 120.3 121.8
全体 89 320.3 186.9 507.2 38 120.3 121.8

全国学校データ(IPテスト)

〈TOEIC L/R 平均スコア〉
高校   398点 ※英語国際科コース 445点
大学   444点  ※英語専攻 510点
大学院  513点
(Listening 495点 Reading 495点 990点満点)

〈SW平均スコア〉
大学  S:98.5点 W:109.2点
(Speaking 200点 Writing 200点)

社会人データ(IPテスト)

〈TOEIC L/R 平均スコア〉
商社    598点
車両    449点
新入社員  485点
海外部門  686点

〈SW平均スコア〉
商社   S:127.2点  W:133.8点
車両   S:111.4点  W:119.3点
新入社員 S:138.0点  W:130.5点
海外部門 S:128.4点  W:146.4点

まとめ

〈TOEIC L/R〉
・全国データと比較すると、GKAでは全学年においてスコアが高い。
・GKAでは7年生の段階で、全国大学生平均を上回っている。
・企業では、社員に600点を期待値として設定しているケースが多く、GKAでは10年生の段階ですでにクリアしている。

〈SW〉
・大学生と比較すると、GKAでは9年生の段階でSについては若干下回っているが、Wについてはすでに上回っている。
(10年生では、S、Wともに大学生を上回っている。)
・企業では、社員の期待値として、Sは130点以上(レベル6)、Wは140点(レベル7)を設定しているケースが多いが、GKAでは10年生の段階ですでに近い位置にある。

 
(財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)