教科紹介

英語

英語科の目標は、流暢に英語でコミュニケーションのできる生徒、自分の生きる世界についてクリティカルに考えられる生徒、自分と異なる信条や意見に寛容でありながら、時に厳しい質問も恐れずできる生徒を育成することです。

第一のゴールは、継続してリーディング、ライティング、スピーキング、文法学習を通して英語力を伸ばすことです。小説、短編小説、ノンフィクションなど、別の視点から世界を見られるものを読んでいきます。そして、生徒にとっては全く新しいであろう社会、文化的文脈について共感し、理解を深めていきます。また、感想や長文の研究論文、大学への準備まで、いくつかの異なる種類の文章を書きます。プレゼンテーションや、模擬裁判、ロールプレイ等のスピーキング活動も生徒に自信をつけさせ、修辞的な技術を磨きます。加えて、継続した文法学習が生徒の効果的にコミュニケーション力を確実にします。

英語科は生徒が世界へ羽ばたき変化を起こす、公平で、思慮深いグローバル市民となるよう全力を尽くします。

国語

GKAの国語カリキュラムには以下の3つの目標があります。

国語の基礎学力の充実
日本語を正確に理解し、適切に表現する能力を育成すること。

思考力・表現力の向上
クリティカルシンキング能力やプレゼンテーション能力を高めること。

国語や伝統文化の尊重
国語や伝統文化に対する認識を深め、尊重する態度を育てること。

中高等部の生徒は一般の学校で用いているのと同様の教科書を使っています(IBコースを除く)。授業では「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の各内容について、基礎的事項を落とさず身につけるのはもちろん、クリティカルシンキングを発揮し、対象物を見聞きしたままに受け取るのではなく、客観的なおかつ分析的に理解する能力を高めます。また、自分の考えを国内外の様々な人々に理解してもらうためにプレゼンテーション能力を向上させるための活動を随時取り入れています。

中等部では、小説や評論を学ぶだけでなく、落語や能、戯曲など多様な文学作品を味わい教養を深めています。また、修学旅行など課外活動と連携し、実際の舞台に触れることで、国語の授業だけに止まらない学習活動になるようカリキュラムを編成しています。

高等部では、10年生の1月から国内とIBにコースを分け、それぞれの学びにあった授業を提供しています。生徒の進路選択に関わらず、学習者として十分な力を身につけるため、読解力や記述力だけでなく、伝える力の育成を目指した授業となっています。

また、11年生から始まるIBコースでは、「言語A」のうち、「言語と文学(SL)」、「文学(HL)」を開講しています。また、生徒の実態に応じて「言語B」を設置することで生徒の学びを助けています。国内コースでは、文理選択により少人数クラスを編成し、よりきめ細やかな対応を行っています。

さらに、将来国際舞台で活躍する人材にこそ、自国の言語や文化を尊重する態度や深い造詣が必要と考え、国語の授業においては古典に早くから親しませるなど、伝統文化を尊重する意識の涵養に努めています。

数学

数学科は、日本語と英語の両言語で授業を行っています。中等部では、半分以上の授業が英語で行われ、残りの授業が日本語で行われます。高等部では、生徒は11年からIBコースか国内進学コースかを選択できます。IBコースを選択する生徒は、すべての授業が英語で行われ、国内進学コースを選択する生徒は、日本語で数学の授業を受けることになります。

  • 授業内で学ぶことと、現実世界の出来事を関連付けるよう生徒を指導しています。それゆえ、生徒は数学の授業内で学んだ概念を日々の生活の中に適応することが出来ます。
  • 生徒にどのような状況下でも論理的に物事を考えられるようになってほしいと願っています。
  • 世界各地から様々な指導法をもった教員が集まっているので、生徒にも1つの方法ではなく、様々な方法、様々な角度から物事を解決できるようになってもらいたいと考えています。
  • 生徒には、積極的な学習者、学習していることの目的を考えられるようになってほしいと願っています。生徒は、進んで、興味を持って、自己鍛錬するべきです。

一緒に数学を楽しみましょう!

社会

ぐんま国際アカデミーの社会科は、生徒が自分達の周りの世界、住んでいる場所について詳しくなることを目標としています。中等部では授業は英語と日本語で半分ずつ行われ、クリティカルに物事を考えつつ、歴史、地理、公民について自分の考えを英語と日本語の両方で述べられるように学習していきます。高等部では、国内進学コースの生徒は文系理系両方のコースで英語公民を英語で勉強し続け、文系の生徒は日本語で歴史と地理を学びます。IBコースでは、IB歴史の授業の中で、20世紀の様々な出来事に対して意見を述べる、説得力のある論文の書き方を学びます。

科学

ようこそ。世界中で科学は日進月歩の勢いで発展しています。科学の世界では公用語が英語です。そこで私たちは、以下の二つを我々の使命と考えます。(1)生徒達が世界中のどこでも、また誰とでも、科学的な話題に関してコミュニケーションを取ることが出来るようにすること。(2)日本を含む世界中のあらゆる科学的なキャリア(職)についての夢を現実的に描くことが出来るようにすることです。では具体的にどうするか。

GKAでは英語と日本語を有機的に連携させた授業を行っています。GKA中等部における指導計画は文部科学省の策定した指導要領に従い、日本の教科書と、それを逐語訳した英語の教科書の両方を使っています。この為、GKAの生徒達は他の公立校の生徒と同じ教育内容を英日両方で受けることになります。英語と日本語の授業割合は、時間数にして中等部では3対1(総授業時間数は公立校より多くなります)、高等部では選択コースにより、英語授業の割合が20%から100%まで様々です。

出色は2012年度よりスタートしたIB(国際バカロレア)コースであり、科学的な知識の水準もさることながら(国際的に認可された非常にハイレベルな教材を使用します)、論文作成のスキル、発表のスキル、科学的思考方法など、様々な事柄を全て英語で体系的に学びます。GKAの教員は皆こうした授業を行うに必要十分なスキルと能力を兼ね備えています。様々な国や地域での教育経験を持ち、また大学院での学位を取得している様な教員達があなたのお子さんをお待ちしております。

全ての科学教員は授業時間の内外に関わらず、質問に来る生徒に積極的に対応しており、個人的にサイエンスオリンピックを目指して勉強する生徒、昼休みや放課後にさらに追加の実験をしに実験室に来る生徒などもいて活気に満ちています。また2012年度より、GKA科学科が主催で年に一度行われる、科学祭もスタートしました。科学祭では生徒達のグループが自身で設定した課題を研究し、解析し、全学にむけて英語で発表します。こちらも盛り上がりを期待しています。

音楽

中等部において、生徒達は器楽を学ぶことになります。高等部に入学した後も選択科目において器楽を選択することが可能です。高等部における選択科目では即興のジャズ演奏、楽典、IB課程の音楽が用意されています。また、中等部と高等部の生徒はGKAウインドアンサンブル、GKAジャズアンサンブルのクラブがあり、授業で学んだことを発展させることが出来ます。

美術

GKAでは、生徒は常に美術のスキルを磨き、芸術への理解を深めています。基本的な絵画の基礎を7年生で学び、その後高等部までかけて築いていきます。8年生ではより細かな指導で絵画を続け、9年生では、例えば西洋風の書法や判子等、文字に関連したアートに焦点を当てて勉強します。3Dや日本の伝統的な芸術もそれぞれの学年のカリキュラムに入っています。

10年生になると、生徒は音楽と美術のどちらかを選択します。そこで美術を選んだ生徒は、よりデザインに焦点を当てて勉強していくことになります。乗り物やパッケージデザインなどが人気の授業です。11年生でIB美術を選択してもそうでなくても、生徒は7年生の早い時期から取り組んでいる、芸術家を調べたり、芸術を分析したり、自分の制作過程を分析したり、というコースのコンセプトから多くを学びます。

IB美術は、これまであげたような指導やそれ以上のものを含むとても活発なコースです。また、良い成績を取るためには継続的に時間と努力を費やす必要があり、多くを要求するコースです。生徒はこのコースをやりがいがあり、挑戦する価値のあるものと思うでしょう。

体育

目標:

保健体育では、生涯学習としての運動、健全な意思決定について指導します。人と丁寧な態度で接すること、人の話をよく聞くこと、時間に正確であることを特に大切にしています。

また、すべての生徒に体力の向上と安全で健康な生活を送るための知識の獲得してもらうことを目指していきます。

生徒に生涯を通した健康的な学びの体験を続けてもらうことが、目標です。スポーツ競技への情熱だけが保健体育に必要なことではありません。広い心で、どんなことにも挑戦する姿勢が生涯運動、そして健全で健康な知識を身につける前向きな学びの環境を整えます。

子どもたちと体育教育の現場でお会いできること、成長とともに健全で健康な子どもたちを育てることを楽しみにしております。

家庭科

目的:

我が校の家庭科は、IB校らしく、実践的かつ体験的な学習活動を中心に行っています。

中等部では家庭生活の自立に必要な衣食住に関する基礎的な知識と技術を徹底的に習得します。さらに基礎知識・技術を習得した上で、国際人として地球環境問題や異文化交流に積極的にとりくむ姿勢を育てることを目標としています。

高等部では、中等部で学んだ知識を十分に活用しながら、IB生として必要となる、探究心、コミュニケ―ション能力、信念、挑戦、バランスのとれた人間形成に力をいれて学習活動を行っていきます。常に日本文化を大切に思いながら、異国文化や海外生活を意識し学習する構成となっています。日常生活の中で生徒が毎日体験していること、今まさに社会で起こっている問題などを題材にしながら、グループまたは個々に考察していきます。

学年 内容
7
  • 食生活・・・調理実習(年間6回以上)、調理検定(きゅうり輪切り)に挑戦
  • 自立について・・・国際人としてのコミュニケーション能力(褒めゲームなど)
8
  • 衣生活・・・古着でリメイクコンテスト
  • 住生活・・・1人暮らしをシュミレーションし、グループで理想の部屋を検証
9 育児について・・・保育検定(おりがみ)に挑戦!
11
  • クッキング甲子園(和・洋・中華、年3回)、制限時間30分で3品以上、外国の先生方の審査にて優勝チームを決める
  • 和服の魅力を英語で紹介し、和服製作、着付け体験、ファッションショー開催
  • 茶道を学び、実際に外国の先生方を招待し、ティーセレモニーパーティ体験
  • いけばなに挑戦!日本のこころについて考え、英語で紹介する

技術・情報

ぐんま国際アカデミーの技術・情報科のサイトにようこそ。

技術・情報科では、材料と加工の技術、エネルギー変換の技術、生物育成の技術、情報の技術、情報の科学について学習します。ますます進むグローバル化の中、我が国が科学技術創造立国として世界をリードするために、これまで開発され生活や社会で利用されてきた技術について、その仕組みと関係する科学的な原理・法則を理解するとともに、「探求と分析・アイデアの発展・課題解決・評価」というサイクルのプロセスを通して、創造的問題解決の力を育みます。そのような教科の学習を通して、知識及び技能と思考力、判断力表現力等をバランスよく育成し、「何のために学ぶのか」という学ぶ意義を問いながら、知・徳・体にわたる「生きる力」を育みます。

単元・タイトル 内容(トピック、知識、技能)
材料と加工の技術

生活や社会を支える材料と加工の技術/材料と加工の技術による問題の解決/社会の発展と材料と加工の技術/木材加工実習

エネルギー変換の技術

生活や社会を支えるエネルギー変換の技術/エネルギー変換の技術による問題の解決/社会の発展とエネルギー変換の技術/電子工作実習

生物育成の技術

生活や社会を支える生物育成の技術/生物育成の技術による問題の解決/社会の発展と生物育成の技術/栽培実習

情報の技術 生活や社会を支える情報の技術/ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツプログラミングによる問題解決/計測・制御のプログラミングによる問題の解決/社会の発展と情報の技術/コンピュータ実習(変数/式と演算子/場合に応じた処理/何度も繰り返す)
情報の科学 コンピュータと情報通信ネットワーク/問題解決とコンピュータの活用/情報管理と問題解決/情報技術の進展と情報モラル/コンピュータ実習(ロボットプログラミング/関数/ポインタ/配列)